PRINS Intellectual Property SA（スイス）より、Mrs. Chantal Koller と Ms. Nathalie Codignola にご訪問頂きました。事務所の概要をご紹介いただくとともに、最近のスイス・EU・英国における注目判決についてご説明をいただきました。

欧州では多様な言語が用いられていることから、言語に起因する独特の判断が下される場合があるほか、地域が広域に及ぶため「使用による顕著性」の立証が難しいといった課題があるようです。また、現在であれば識別力が弱いと判断されるような、過去に登録された著名商標について非常に広い保護範囲が認められた、欧州ならではの興味深い事例をご紹介いただきました。さらに、自社製品のみを取り扱う場合に、第35類「広告」「小売」に該当するか、出願時にこれらのサービスをカバーすべきかどうかについても意見交換を行いました。