
北京林達劉知識産権代理事務所(中国)の耿秋先生にお越し頂きました。現在検討中の第5回商標法改正案を含め、尋常でない件数の出願を処理するための中国商標局の取組みと期待される効果や留意点について詳しくご説明頂いたほか、悪質な冒認出願に対する興味深い対策法についてご紹介頂きました。また、中国企業の間で日本への出願の関心が高まりつつあるとのことで、日本出願の際の留意点についてご説明させて頂きました。両国の制度や実務上の相違が明確となり大変面白いミーティングでした。
Von Wobeser y Sierra, S.C.のMs. Patricia Kaimにお越し頂きました。メキシコでは最大規模の事務所の一つで、商標案件も多く取り扱っているとのことでした。契約法務に対する強みもあるそうです。近年、知的財産庁のトップが頻繁に交代するため、一部に混乱がみられるとの情報を共有して頂きました。
KING & WOOD MALLESONS(中国)のMs. Jiang Ling、Ms. Vivian Yangにご訪問頂きました。現在審議中の第5回商標法改正についてご紹介頂き、また文字商標の類否や品質誤認の拒絶理由該当性等、中国特有の審査手法やその留意点についてご説明頂きました。そのほか、書籍の題号の取扱いや図形商標(キャラクター等)の類否判断等に関する質問にもお答え頂きました。
金・張法律事務所(韓国)の申正浩先生と柳昌吾先生にご訪問頂きました。近年導入された韓国の部分拒絶制度、再審査制度、優先審査制度についてご説明頂き、また現在審議中の韓国商標法改正案についてもご紹介頂きました。メタバース上の商品の記載方法や類否等大変興味深く伺いました。
新井弁理士・中川弁理士が、2023年5月16日から20日にかけてシンガポールで開催された国際商標協会(INTA)第145回年次総会に参加しました。当所としましては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2019年に米国ボストンで開催された年次総会以来の4年振りの参加となりました。対面式のミーティングを通じ、各国代理人と、具体的案件や各国の現状等について詳細な意見・情報交換を行うと共に、考えや立場などについてお互いに理解を深めることができました。これらの成果を今後の業務に活かして参りたいと思います。